PM2.5対策の必要性 | 施設やオフィス、自宅などの室内でできること

外出や屋外での運動の際に気になるPM2.5。室内に侵入することもあるため、オフィスや公共機関だけでなく、自宅でも対策が必要です。
ここでは、PM2.5とはそもそも何なのか、具体的対策、対策方法の1つである空気清浄機や、空間除菌脱臭機の活用方法について解説します。
目次
PM2.5の概要
ニュースなどで頻繁に耳にする「PM2.5」。私たちの体にとって良くない物質であることは誰しも理解しているかと思いますが、なかなか具体的な対策ができていないのが現状かもしれません。しかし、様々な公共施設やオフィス、自宅などでもPM2.5対策は必要です。
ここでは、まずPM2.5の概要について理解しておきましょう。
PM2.5とは大気汚染物質のうちの1つ
厚生労働省によると、PM2.5とは、「大気中に浮遊する粒の大きさが2.5µm以下の微小粒子状物質」を指します。「2.5μm」といっても具体的にどのくらいの大きさかイメージが湧きづらいかもしれませんが、だいたい髪の毛の太さの1/30程度の大きさです。
出典:厚生労働省のe-ヘルスネット「PM2.5と受動喫煙」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/tobacco/t-05-005.html
PM2.5は「微小粒子状物質」とも呼ばれ、成分は炭素成分、硝酸塩や硫酸塩、ケイ素やナトリウム、アルミニウムなどさまざまです。PM2.5は粒子が非常に小さいため、呼吸器の奥深くまで入り込みやすく、注意が必要です。
PM2.5の発生源
PM2.5は室内でも屋外でも発生し得るため、私たちの身体はさまざまな場所でPM2.5にさらされています。
室内での発生源
東京工業大学(現東京科学大学)の「室内PM2.5の現状と対策」によると、室内でも「調理、ろうそく、アロマ、ヘアースプレー・ドライヤー」などからの発生が確認されています。
出典:東京工業大学(現東京科学大学)「室内PM2.5の現状と対策 1P」
https://www.mhlw.go.jp/content/11130500/000771221.pdf
屋外での発生源
人為起源では、ボイラー・焼却炉など、ばい煙を発生する施設、自動車、船舶、航空機などから発生します。また自然起源では、土壌や海洋(海の塩)、火山灰などから発生します。屋外でPM2.5が発生した場合、風で他の場所から運ばれるケースもあります。
大気汚染防止法に基づく工場・事業所などの、ばい煙発生施設の規制に加え、自動車排出ガス規制などにより、PM2.5の年間の平均的濃度は減少傾向にあることが報告されています。
PM2.5の濃度は地域によって異なる
環境省は、環境基本法第16条第1項に基づく人の健康の適切な保護を図るために望ましい水準として「1年平均値15μg/㎥かつ1日平均値35μg/㎥以下」と定めています。
また、都道府県などが外出を自粛するなどの注意喚起を行う目安は「1日平均値が環境基準の2倍である70μg/㎥」と設定しています。ただ、呼吸器系や循環器系の疾患がある人や、小児・高齢者は基準値より低い濃度でも影響を受ける可能性があるため、注意が必要です。
出典:環境省「微小粒子状物質(PM2.5)に関する情報」
https://www.env.go.jp/air/osen/pm/info.html
大気中のPM2.5の濃度は地域によって差があります。また、同じ地域でも年間を通じて常に一定というわけではありません。一般的に毎年冬から春にかけてPM2.5の濃度は上昇する傾向にあります。
室内におけるPM2.5への対策
屋外でのPM2.5濃度が高まっている場合は室内に避難すれば良いと思うかもしれませんが、PM2.5は室内に侵入する可能性もあります。それでは、どのように対処すれば良いのでしょうか?ここでは、2つの方法について解説します。
窓の開閉や換気は必要最低限にする
窓を開けておくと屋内のPM2.5の濃度は屋外のPM2.5の濃度と同等の値になるおそれがあります。そのため、窓の開閉や換気を最小限にして、外からの侵入を防ぐことは有効な対策の1つといえるでしょう。
PM2.5対応の空気清浄機や空間除菌脱臭機を活用する
PM2.5に対する空気清浄機や空間除菌脱臭機の除去効果は、性能やフィルターの有無など製品によって異なります。そのため、どの程度の効果があるかは各メーカーが公表している性能試験の結果を確認するようにしましょう。
なお、換気や調理をした後など、室内のPM2.5の濃度上昇が気になる場合には空間除菌脱臭機の利用がおすすめです。空間除菌脱臭機なら、PM2.5対策だけでなく、除菌や脱臭など、さまざまな空気の悩みを対策することが期待できます。
除菌・脱臭対策に加えてPM2.5対策に課題を感じているのなら「次亜塩素酸 空間除菌脱臭機 ジアイーノ」がおすすめ
室内のPM2.5をキャッチし、快適な空間の実現のためには、パナソニックの「次亜塩素酸 空間除菌脱臭機 ジアイーノ」を活用してみましょう。ジアイーノは静電HEPAフィルター※1による集じん機能を搭載し、キャッチした菌・ウイルスも抑制してくれます。※2※3
空気中の汚れをこしとる高性能フィルターで、目に見えない小さな粒子まで捕まえるだけでなく、除菌★・脱臭※6機能も備わっているため、空気に関するさまざまな悩みをまとめて解決することができます。
★ 浮遊菌の場合:約6畳(25m³)の密閉空間における、10分後の効果※4付着菌の場合:約18畳(74m³)の試験空間における、45分後の効果※5数値は実際の使用空間での試験結果ではありません。
※1:JIS Z 8122:2000による規定 定格流量で粒径が0.3µmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能をもつエアフィルタ
※2:【試験機関】一般財団法人 北里環境科学センター 【試験方法】約6畳(25m³)の密閉空間で浮遊させた菌を、次亜塩素酸「あり」「なし」で次亜塩素酸 空間除菌脱臭機(F-JDU55)を運転し、HEPAフィルターに捕捉させた菌数の変化を比較 【対象】HEPAフィルターに捕捉した菌 【試験結果】60分後に99%以上抑制(北生発 2022_0185 号)
※3:【試験機関】一般財団法人 北里環境科学センター【試験方法】約6畳(25m³)の密閉空間で浮遊させたウイルスを、次亜塩素酸「あり」「なし」で次亜塩素酸 空間除菌脱臭機(F-JDU55)を運転し、HEPAフィルターに捕捉させたウイルス数の変化を比較 【対象】HEPAフィルターに捕捉したウイルス 【試験結果】30分後に99%以上抑制(北生発 2022_0186 号)
※4:【試験機関】一般財団法人 北里環境科学センター【試験方法】約6畳(25m³)の密閉空間で、浮遊させた菌数の変化を測定 【除菌の方法】次亜塩素酸空間除菌脱臭機(F-JDU75)を風量「強」・チャージレベル「高」運転で実施【対象】浮遊した菌【試験結果】10分後に99%以上抑制(北生発 2021_1230 号)
※5:【試験機関】一般財団法人 北里環境科学センター【試験方法】約18畳(74m³)の試験空間で、室内中央と室内奥に置いたシャーレに付着させた菌数の変化を測定【除菌の方法】次亜塩素酸空間除菌脱臭機(F-JDU75)を風量「強」・チャージレベル「高」運転で実施【対象】シャーレに付着した菌【試験結果】45分後に99%以上抑制(北生発 2021_0370 号)
※6:「ジアイーノ」の脱臭効果は、周囲環境(温度・湿度)、運転時間、臭気によって異なります。