最終更新日:
保育園・幼稚園の衛生管理の重要性|保育者と子どもたちで行う対策

保育園や幼稚園での衛生管理に悩んでいる方は多いと思います。なぜなら、保育園や幼稚園などの施設は、子どもたちが一日中過ごす場所であると同時に、保護者を含め多くの人たちが出入りする場所だからです。

ここでは、保育園や幼稚園の衛生管理の重要性について解説します。また、保育者がすべきことや子どもたちの協力を促す具体的な方法についても紹介します。

保育園や幼稚園で衛生管理が重要な理由

保育園や幼稚園は、大人が集まるオフィスに比べて衛生管理の必要性が高い場所です。以下では、その理由について説明します。

多くの子どもたちが一緒に生活する場だから

保育園や幼稚園は、多くの子どもたちが一緒に生活する場です。教室は一日中人の出入りがあり、子どもたちが活発に動き回るため、チリやホコリが舞いやすくなります。また、子どもたちの中にはトイレトレーニング中の子どもも多く、衛生面で特に注意が必要です。例えば、大人と比べるとトイレが汚れやすいほか、子どもたちは咳エチケットや手洗いなどの対策が十分でないことが多いため、手で口や鼻に触れたり、汚れが付いたものを触ったりする傾向があります。

こうしたお世話が必要な子どもたちが長時間集まる環境では、大人が中心のオフィスなどよりも徹底した衛生管理が必要です。また、適切な衛生管理を実施することで、保護者に対して清潔感をアピールすることができ、子どもたちが快適に過ごせる場としての信頼性やブランド力の向上にもつながります。

保育園や幼稚園における衛生管理の方法

保育園や幼稚園の衛生管理の中でも重要なのは、日常の清掃に加えた除菌・脱臭・集じん対策です。以下では、具体的な5つの方法について解説します。

室内の清掃

子どもたちが頻繁に触れるところは定期的に水拭きをした上で、アルコールなどで拭き掃除を行います。

定期的な換気

多くの子どもたちが集まる教室は、換気が不足しやすい環境にあります。そのため、空気をキレイに保つには、定期的な換気が重要です。換気をすることで、室内に溜まったホコリなどを室外に放出し、空気の入れ替えができます。また、換気は体臭や食事のニオイ対策にも効果的です。
窓を開けて換気することに加えて、空気清浄機や脱臭機の設置によって、より効率良く空気をキレイにする効果が期待できます。

気温と湿度の調節

季節に合わせた適切な室温と湿度を保ちましょう。保育園では室温を
「室温:夏 26~28℃, 冬 20~23℃、湿度:60%」を目安に調整します。

出典:厚生労働省「施設内外の衛生管理_〇保育室」
https://www.mhlw.go.jp/content/000833409.pdf

また、加湿器を使用する場合は水を毎日交換し、エアコンは定期的にフィルター清掃をすることをおすすめします。

手洗い

子どもたち、職員ともに食事の前、調乳前、配膳前、トイレの後、おむつ交換の後、嘔吐物処理後などには、石けんを用いて流水でしっかりと手を洗います。

嘔吐物や下痢便などの処理

嘔吐物や下痢便を処理する際は、保育者がゴム手袋を着用し、できる限りマスクやゴーグルも着用します。
ペーパータオルや使い古した布で嘔吐物や下痢便を拭き取り、そのままビニール袋に入れて二重にして密閉し、廃棄します。嘔吐物や下痢便が付着していた箇所は消毒しますが、その際にはアルコールでは効果が弱いウイルスもあるため、塩素系消毒剤(次亜塩素酸ナトリウム、亜塩素酸水)を使用しましょう。

園児と共に行う衛生管理のポイント

保育園や幼稚園で衛生管理を効果的に行うには、子どもたちの協力が欠かせません。中でも手洗いは衛生管理の基本です。以下では、子どもたちに教えておきたい、正しい手洗いのタイミングや方法について紹介します。

手洗いのタイミング

適切な手洗いのタイミングを教えて習慣化させるためには、年齢に合った教え方が大切です。一人で安定して立てるようになった1~2歳児は、保育者と一緒に手洗い場に立ち、流水と石けんで手を洗う習慣を身に着けていきます。3~5歳児になると、自分一人で手洗いする習慣を身に付けられるように、正しい手順を教えながらサポートしましょう。

具体的な手洗いのタイミングは以下の通りです。

● 保育園や幼稚園に到着した後
● トイレに行った後
● 外で遊んだ後
● 食事やおやつの前後
● 粘土やおもちゃで遊んだ後
● 動物を触った後
● 手が汚れてしまったとき

正しい手洗いの方法

指や爪の間を含め、手首の上まで、できれば肘までをしっかりと石けんで泡立てて、こすり洗いした後、流水で洗い流します。1~2歳児はきちんと手を洗えるよう、保育者が介助してください。

子どもたちに手洗いの大切さを理解してもらうために、絵本を使ったり、手洗いソングを取り入れたりするのも良いでしょう。絵本はストーリーやイラストを通じて、手洗いの必要性を伝えることができ、手洗いソングは手遊びの一環として楽しみながら手洗い方法を身に着けられます。

また、正しい手順を描いたポスターを手洗い場など子どもたちの目につく所に掲示し、繰り返し伝えることも大切です。

保育園の衛生管理を効果的・効率的にする「次亜塩素酸 空間除菌脱臭機 ジアイーノ」

保育園や幼稚園では、上記で紹介した定期的な衛生管理や園児への指導に加えて、空間の衛生管理が重要です。なぜなら、保育園や幼稚園は子どもたちだけでなく、職員や保護者が絶えず出入りするため、空気が汚れやすいからです。

さまざまな空気のお悩みに対して一台で対策したいという方におすすめなのが、パナソニックの「次亜塩素酸 空間除菌脱臭機 ジアイーノ」です。次亜塩素酸水溶液のチカラで清潔除菌・脱臭※3をしてくれて、保育園や幼稚園で発生する、汗臭や排泄物臭、調理臭などのニオイにも強い脱臭効果を発揮します。
さらに集じん機能も搭載しており、子どもたちが集まる教室内のチリ・ホコリ対策にも役立ちます。

★浮遊菌の場合:約6畳(25m³)の密閉空間における、10分後の効果※1 付着菌の場合:約18畳(74m³)の試験空間における、45分後の効果※2 数値は実際の使用空間での試験結果ではありません

2週間無料体感キャンペーンや、
ジアイーノの機能を詳しく知りたい方はコチラ

牧野 みなみ

日本内科学会認定総合内科専門医、日本糖尿病学会認定糖尿病専門医、日本医師会認定産業医

2009年医師免許取得。現在は診療所での内科診療と上場企業にて産業医業務に従事。

※1:【試験機関】一般財団法人 北里環境科学センター【試験方法】約6畳(25m³)の密閉空間で、浮遊させた菌数の変化を測定 【除菌の方法】次亜塩素酸空間除菌脱臭機(F-JDU75)を風量「強」・チャージレベル「高」運転で実施【対象】浮遊した菌 【試験結果】10分後に99%以上抑制(北生発 2021_1230号)
※2:【試験機関】一般財団法人 北里環境科学センター【試験方法】約18畳(74m³)の試験空間で、室内中央と室内奥に置いたシャーレに付着させた菌数の変化を測定【除菌の方法】次亜塩素酸空間除菌脱臭機(F-JDU75)を風量「強」・チャージレベル「高」運転で実施【対象】シャーレに付着した菌【試験結果】45分後に99%以上抑制(北生発 2021_0370号)
※3:「ジアイーノ」の脱臭効果は、周囲環境(温度・湿度)、運転時間、臭気によって異なります。