インターネット配線設備:ひらいてねットプラス
特長
パネル前面のカバーをひらいて機器を接続するだけの手軽さ!
配線工事は「ひらいてねットプラス」から各部屋にスター配線で行います。ONUやルータなどの周辺機器は、本体パネル前面のカバーを開いてつなくだけ。あとは各部屋のマルチメディアコンセントにパソコンや電話のLANケーブルをつなげば、すぐに複数の部屋で利用できます。
信頼性の高いCAT6対応もラインアップ。
接続先が分かりやすい部屋名シール付き。
ひらいてねットシリーズの前面に部屋名シールを貼っておくと、どの部屋に接続されているかわかります。
商品ラインアップ
CAT5E対応タイプ
CAT6対応タイプ
使用例
宅内LAN配線だから、FTTH(光ファイバ)・CATVインターネットなど
各種ブロードバンドに対応できます。
利用するサービスに合わせて、切換スイッチとカバー開閉の操作をするだけで対応できます。
接続する機器は、ご契約されたインターネットサービスにより異なります。
- ルータにはHUB機能が付いていないものもあります。その場合は別途HUBをご用意ください。
- 「ひらいてねットシリーズ」の近くにONUやルータなどの機器の設置が必要です。そのため、近傍に機器用の電源コンセントを設置してください。
- 当初FTTHをご利用にならない場合も、将来の光ファイバ対応に備えて、ひらいてねット付近までの空配管の施工をおすすめします。
FTTH(光ファイバ)
光電話(IP電話 アナログ回線 不要)
- 通信事業者によっては、通線孔とONUの間にローゼット(光コンセント)を設ける場合もあります。
- 光電話の接続台数に関しましては、ご加入の通信事業者にご確認ください。
無線ブロードバンド
インターネット接続サービスの種類とひらいてねットシリーズの使い方について
ひらいてねットプラス | ひらいてねット(光コンセント付) | |
---|---|---|
FTTH(光ファイバ) | カバーを開いて通線孔から | 光コンセントから |
CATV | カバーを開いて通線孔から | 同軸通線用ノックアウトから |
ADSL | カバーを開いてモジュラジャックから | カバーを開いてモジュラジャックから |
各部の名称と働き
切換スイッチを「電話専用」側にした場合
加入者線は、宅内すべてのテレホンモジュラジャックに接続されます。
切換スイッチを「ADSL・IP電話」側にした場合
加入者線は、左下のモジュラジャックにだけ接続されます。その他のテレホンモジュラジャックは加入者線と切り離されます。
施工方法
LANとTELの配線は次のように行ってください。
LAN用配線
適用電線
[CAT5Eの場合]
AWG22~24(Φ0.5mm~Φ0.65mm)単線
およびAWG24より線の「CAT5E対応UTPケーブル」
[CAT6の場合]
「パナソニック株式会社製 LANケーブルCAT6」
注意
- LAN用モジュラジャックは取付枠から外してから結線してください。
①取付枠右側のすき間へマイナスドライバーを差し込む。
②マイナスドライバーを矢印の方向に倒しながら器具を押さえて外す。
- 器具の取り外し時にドライバーをこじたり、回したりすると成形品が欠けるおそれがあります。
キャップの爪の先端を指ではさむようにして押しつまみ、引き上げながら外す。
- できるだけ爪の先端部をつまんで引き上げてください。
ケーブルの外被を50mm程度むき、外被の先端を「ケーブル固定部」にはめこむ。
- ケーブルの外被をむく際は、内部の心線を傷つけないようにむいてください。
心線をラベルの表示色に合わせて左右の溝に挿入する。
- 心線のヨリの中心を、溝の突起に押し当ててヨリを広げながら挿入する。ヨリがきつい場合は、 少しヨリを戻して挿入する。
キャップの先端工具を使用する場合
①キャップの先端工具で心線を1本ずつ押し込む。
②心線が奥まで押し込まれていることを溝の左右から確認し余った線をニッパーなどで切断する。
インパクトツールを使用する場合
ブレードの切断刃を外側にして、心線をしっかり押し込むと同時に余った線を切断する。
接続後はキャップを「カチッ」と音がするまで押し込んで装着してください。
- キャップがモジュラジャックにしっかりと装着されていることを確認してください。装着が不十分な場合は、接続ができていない可能性があります。再度、キャップや工具などを使用して、十分に心線を押し込んでください。
結線図
標準
オプション
- LAN配線の規格にて、T568AとT568Bの2通りの結線方法が定められています。
- 1 施工時には、ケーブルの両端で統一する必要があります(標準:T568A)。
- 2 再結線は、10回以内にしてください。
施工後の確認
LAN用配線
宅内LANパネルのLAN用モジュラジャックと各部屋のLAN用モジュラジャック間の短絡の有無および接続状態の確認をLAN配線チェッカー(市販品)などで行ってください。
TEL用配線
宅内LANパネルのテレホンモジュラジャックと各部屋のテレホンモジュラジャック間の短絡の有無および接続状態の確認を行ってください。
保安器から宅内LANパネル間の配線は、2心ケーブルを使用し、裏面の加入者線接続用端子に接続してください。結線後、端子に直接張力がかからないように結束バンドでケーブルを固定してください。(適用結束バンド幅:2.5mm~7.8mm)TEL配線用端子から各部屋のテレホンモジュラジャック間を、2対または1対電子ボタン電話用ケーブルで配線してください。(TEL配線用端子はTEL1から順番に接続してください。)
電線の結線方法・取り外し方
適用電線:φ0.5mm~φ0.65mm Cu(銅)単線専用2対カッド形PVC屋内線、2対または1対電子ボタン電話用ケーブル
- 心線を傷つけないように、被覆をむいてください。
1本ずつ奥までまっすぐ差し込む。
- 曲がった心線はまっすぐに伸ばしてから、差し込んでください。
溝部を爪の先でまっすぐ上から底面まで押したまま、電線を引き抜く。
切換スイッチを「電話専用」側にした場合
加入者線は、宅内すべてのテレホンモジュラジャックに接続されます。
切換スイッチを「ADSL」側にした場合
加入者線は、左下のモジュラジャックにだけ接続されます。その他のテレホンモジュラジャックは加入者線と切り離されます。
寸法図(寸法表示単位:mm)
ひらいてねットプラス