都の条例だけでなく、大規模事業者としてもCO2排出削減が求められた。
学習院様のキャンパスは、大学・高等科・中等科・幼稚園のある目白地区、女子大学・女子中高等科のある戸山地区、初等科のある四谷地区から形成されており、3キャンパス合計で約290,000m²と広域な敷地内には数多くの建物があります。
2010年、東京都では国の基準と比較しても厳しい、5年間で8%のCO2削減を義務付ける環境確保条例が施行されました。また、経産省の省エネ法改正、環境省の温対法などが施行され、学習院様は大規模事業所としてCO2排出量の削減が求められることとなりました。
さまざまなエネルギー施策が検討されましたが、その一つが全学の空調エネルギー削減でした。数多くの建物で、必要以上の冷暖房がされたり、切り忘れがあれば、そのムダなエネルギーは膨大になります。これを集中制御することが検討されました。