都の条例でCO2排出量8%削減が求められていた。
東京農工大学は、工学部主体の小金井キャンパスと農学部主体の府中キャンパスを擁し、法人として改正省エネ法の特定事業者に指定されています。また、小金井キャンパスは東京都の環境確保条例の対象でもあります。都の条例では2010年から5年間でCO2排出量の8%削減が義務づけられていますが、2010年の使用状況は前年度から1%増大しており、省エネ実現の方策が検討されました。そこで計画されたのが、既存構内LANを用いて各棟・各フロアのエネルギーデータを収集し、現在の状況を正確に把握し、『見える化』するシステムの構築です。