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名古屋トヨペット株式会社 太田川店 | LIGHTING STYLE Vol.7 | P.L.A.M. | 照明設計サポート製品を探す

LIGHTING STYLE Vol.7
03 名古屋トヨペット株式会社 太田川店

Lighting Method

生体リズムに合わせて時間帯ごとに色温度を変化
外観

外観

名古屋トヨペットは全88店でISO14001マルチサイト認証を取得し、名古屋市認定エコ事業所も26拠点を有する。環境問題が高まる中、地域環境や地球環境の保全活動に積極的な取り組みを展開。今回、エネルギーマネジメントシステムを導入し、効率的に省エネ、創エネ、蓄エネを行い、環境負荷軽減を目指す新店舗をオープンした。その省エネの有効な手段としてパナソニックのLED照明を採用。省エネと快適性を両立するためにFeuによる検証を実施し、明るさ感を保ちながら消費電力を抑え、省エネ効果を高めるライティングを提案。さらに、ガラス張りウィンドウの店舗特性を生かして、外光と照明のバランスを考えた調光・調色システムを導入した。
太陽光は日の出から日没まで色温度が変化し、人の生体リズムもそれに合わせて変化する。日中の明るい光の中では活動的になり、夕刻の赤みを帯びた光は落ち着いた気分になる。今回ご採用いただいた調光・調色システムは、タイマー制御で設定した時間ごとに照明の色温度をコントロール。また、色温度と照度の相関関係も考慮し、来店されたお客様に居心地のよい光空間を提供している。

調光調色イメージ

時刻によるダウンライトの調光率と空間の色温度イメージ(車用ユニバーサルダウンライト(3500K)を含む)

シーン変化

調光・調色システムで、朝・昼・夕方、それぞれの時間帯の外光と店舗照明の雰囲気が合った快適空間を実現

使用器具と照明配灯図

照明配灯図(抜粋) 縮尺 1/400

Feuシミュレーションと検証

ベース照明の照度を抑え、Feuを効果的に高めるためにウォールウォッシャーで壁面の照度をアップ。より少ない消費電力で明るさ感を得られるライティングを実現している。

Owner's Comment

照明によって空間が変わる

渡辺 静山氏

渡辺 静山氏

名古屋トヨペット株式会社
太田川店 店長

当店は環境負荷低減を目指す当社初めての試みの店舗として誕生しました。太陽光発電による創エネやプリウスの蓄電池を再利用するなど、これまでにないエネルギー活用にチャレンジしています。
省エネだけでなく、お客様に心地よく過ごしていただける空間づくりにも配慮しています。特に朝昼晩と時間帯に合わせて光色や照度を変化させる調光・調色システムは過去に例がない試みでしたが、お客様にも好評。
光の色が変わっても、車に向けて一定の光を当てることで、正しい色でボディーカラーをお客様に見ていただくことができ満足しています。
移設前の店舗よりも面積が大きくなっていますが、消費電力は約30%〜40%削減されています。今回は商談スペースからラウンジルーム、化粧室まで、LED照明で快適な空間に仕上がりました。近くを通るお客様も太陽光パネルや暖かい色合いの照明が気になって、立ち寄っていただけたことがありました。照明の力で空間がこれだけ変わるのはすごいですね。今後はこうした店舗が徐々に増えてくることを期待しています。

EC's Eye

車の色を正しく見せる

西 美加

西 美加

名古屋商業照明EC

快適な空間を保ちつつ省エネができる店舗づくりはできないかとご依頼いただき、タイマー制御を使った調光・調色システムに辿り着きました。
商品である車をどのように美しく見せるかは、やはり課題の一つでした。ボディカラーの色味が変わっては商品を見る時に疑問に感じられますので、車に当てる光は常に同じ色温度で、一定の光の強さを当て、空間の光の色温度と照度だけを変えています。お客様からは、前の店舗とほぼ変わらない見え方だと評価いただいています。さらに、LEDは輝度が高いので、金属である車のボディにきらめきが感じられて、きれいに見えるようになったという声もいただいてます。