ベーカリーショップという業態では店内を基本的に電球色で統一し、パンを美味しそうに“焼きたて感”を見せる配慮がなされています。ここでは、ガラス張りエントランスから見えるパンテーブル(平台)コーナーの演出に電球色の彩光色LEDユニバーサルダウンライトを採用。焼きたて感や美味しそうに見せるための焦げ茶色を自然に強調、店内への誘引効果も高めています。
※番号・マークは、上記「照明配灯図」の器具配置を表しています。
ユニバーサル
ダウンライト
ダウンライト
ダウンライト
ダウンライト
ダウンライト
ダウンライト
電球色のウォームな光は、こんがり焼けた温かい焼きたてのパンのイメージに非常に合い、明るく照射することによって、有効なアイキャッチの効果や美味しそうな雰囲気を演出できます。地あかりだけでは暗がりになりやすい棚下には、電球色のランプを使用した演出でより一層効果的なものとなります。その際、棚下の照明設置位置によってパンの見え方も変わってきます。アンパンのような比較的立体的なパン種の場合は、効果的に手前から照射することで、ふっくら感を演出できます。この場合、棚奥からの光にすると商品手前に影が生じ暗く感じる場合がありますので注意が必要です。このように、棚下はウォームな色温度のランプで手前から照射するのが一番望ましいといえます。省エネ性、コンパクト性を高めたLED薄型ベース照明の使用がお勧めです。 |
●色温度の違いによるパンの見え方 |
昼白色で照射(△)
電球色で照射(◎)
●光源の取付位置の違いによるパンの見え方 |
※番号・マークは、上記「照明配灯図」の器具配置を表しています。
棚下照明
平台上の商品演出には、焼きたてのパンの色味の期待色を光学的に引き出し、明るく演出できる電球色の彩光色(パン・惣菜用)LEDユニバーサルダウンライトの使用が効果的です。また、バスケットにフランスパンを立てる場合などは照射角度に注意せねばなりません。真上からの光は商品の中ほどに影が生じ、期待する効果が得られません。スポットライトやユニバーサルダウンライトなどで斜め方向から鉛直面に光が当たるよう商品演出しましょう。その場合、お客様の頭部による影が生じないよう、予め設計時に配灯位置などを配慮する必要があります。 |
※番号・マークは、上記「照明配灯図」の器具配置を表しています。
お客様に対して買っていただきたい商品を適切に目立たせてアピールするためには、一般的に、ディスプレイ商品への重点照明を店内ベース照明の数倍の明るさとなるよう設定を行ないます。ここでのベーカリーの平台に関しては商品照明の照度は床面に対して3〜6倍の設定とします。こうすることにより入店したお客様に対するアイキャッチ効果が得られ、効率よく誘引することにつながります。 |
照度比は床面を1とした時の3〜6倍の設定とします。
※番号・マークは、上記「照明配灯図」の器具配置を表しています。