ヨーロッパの街並みをイメージしたメリハリある照明空間
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ヨーロッパの街並みをイメージしたメリハリある照明空間
1976 年の開業以来、ハロゲン等の白熱光源を多用していたため、ランプ寿命が短くランプ交換が頻繁になり、メンテナンス負荷が大きくなっていた。既存の光環境が市民に愛され、街の顔となっていたことから、「天神地下街らしさ」をLED でなるべく忠実に再現することが目標となった。既存の配光と色温度とDuv(色味のずれ)を測定し、実験と改良を繰り返し、さらに不快なグレアの低減化を行い、LED 化を実施した。新たな配線工事をすることなく、LED 化部の電力量は22%(78% 減)を達成。通行市民も、各店舗もLED 化したことを気づかないほどの再現が成功し、永続的な光環境維持が可能となった。
光環境は、天神地下街の意匠において重要な役割を担っています。光の強弱や色味といった従来からの演出効果を新しいLED 技術で忠実に再現でき、大変満足しています。
古川 隆一氏
福岡地下街開発株式会社
大島 睦
ソリューションライティング
デザイングループ(九州EC)