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天瀬温泉地区景観照明| LIGHTING STYLE Vol.8 | P.L.A.M. | 照明設計サポート製品を探す

LIGHTING STYLE Vol.8

09 天瀬温泉地区景観照明

水辺空間を光で演出

夜間景観の魅力で集客力を高める

日田市にある天瀬温泉は、湯布院温泉・別府温泉と共に豊後大分の
最大温泉のひとつ。しかし、団体型の観光客が減少するなど温泉街
の苦戦が続くことから、地域特性を生かした個性的なまちづくりを
計画し、夜間景観の魅力により集客力を高め、夜間における温泉街
の回遊性向上を目的として、ライトアップなどを実施した。

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■物件概要
竣工:2012 年3 月
所在地:大分県日田市
施主:日田市
設計:パナソニック株式会社エレクトリックワークス社
電気工事:株式会社水明テクノス

天瀬温泉地区景観照明

POINT1

「天の川」をテーマとしたカラー演出

天瀬温泉を流れる玖珠川の瀬は、地元で「天の川」と呼ばれ親しまれている。その「天の川」に架かる天ケ瀬橋は温泉街の中心にあるシンボリックな橋として、「天の川」にちなんだ物語性のあるカラー演出を行った。橋の横壁をフルカラー演出することで、温泉街を訪れる人の出会いの場として利用されることを意図した。また、住民や観光客の参加型イベントを実施することで、明かりだけでなく景観そのものを参加者と共につくり上げていく照明手法とした。

天ケ瀬橋のライトアップにはLEDフルカラーライン照明3.3Wを68台、LEDフルカラー投光器49Wを4台使用。

天ケ瀬橋のライトアップにはLEDフルカラーライン照明3.3Wを68台、LEDフルカラー投光器49Wを4台使用。消費電力は従来照明の約半分となった。壁面の高さが橋の中心に行くほど高くなるため、壁面を均一に照らすことができるよう、照明間隔を実験によって決定した。

玖珠川河川遊歩道から天ケ瀬橋を見る。

玖珠川河川遊歩道から天ケ瀬橋を見る。地域イベントである七夕祭りでは擁壁
沿いに大型の行灯風仮設衝立を7つ配置し、七夕川柳や光短冊など地元の方や
観光客が参加できるあかりの演出を行った。

光を操る方法
内回廊と外回廊の散策を楽しめる、風景としてのシーンを重ねる演出を行っている。

内回廊と外回廊の散策を楽しめる、風景としてのシーンを重ねる演出を行っている。イベント時には、あかり衝立で、地域の人と文化を楽しめる演出も計画している。

  • あかりのワークショップを開催。

    あかりのワークショップを開催。

  • 「七夕とうろうまつり」に向けた住民の方による手づくり灯籠。

    「七夕とうろうまつり」に向けた住民の方による
    手づくり灯籠。

  • 岩場を照らす行灯の設置には、子どもたちも協力した。

    岩場を照らす行灯の設置には、子どもたちも協力した。

Owner's Comment

観光客の増加を期待

橋や公園、川岸のライトアップにより、訪れた方にのんびり昔ながらの温泉街を散策していただきたいと思います。地元の方々の創意工夫も生かした様々な演出で、観光客が増加することを期待しています。

小関 憲治氏

小関 憲治氏

日田市役所
天瀬振興局産業建設課
副主幹

豊留 孝治

豊留 孝治

ソリューションライティング
デザイングループ(東京)