北東側の交差点より見る。
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北東側の交差点より見る。
愛知トヨタ自動車の80周年記念事業として建て替えられた本社ショウルームで、同グループの販売店を集結し大型カーモールとする計画。愛知トヨタ自動車の店舗が入る北棟と、トヨタカローラ愛豊およびネッツトヨタ愛知の店舗とグループ本社機能を含む南棟からなる(南棟は2016年11月に竣工予定)。
北棟のショウルームは大きく扇状に広がる耐火木造の梁が連なり、その梁の両サイドにパナソニック・スマートアーキシリーズのLEDシームレス照明を設置。ガラスを挟んで屋外の軒下にも特注LED軒下用シームレスを設置しており、前面道路からは店内中心へとまっすぐに伸びるライン状の光で木造の梁が際立ち、さらに奥の壁面を照明で明るくすることにより、ショウルーム内がはっきりと浮かび上がって見える照明計画とした。
照度センサーで外光と連動し、省エネを図りながら心地よい空間を実現した。営業時間で調光シーンを分け、営業時間後の常夜灯点灯時の夜間の照明にもこだわった。意匠と技術を統合し、周辺地域のランドマークとなるように計画した。
AREA86は、スポーツカー好きが集う大人のたまり場を目指したショウルーム。この施設では、若者や女性にもターゲットを広げ、多くの方が訪れるような空間を目指した。車両展示部の照明も店舗コンセプトに合わせて、撮影スタジオのような雰囲気を出すために舞台用のLEDスポットライトを採用。光の演出と器具自体のデザインにより、展示車両のスポーティさを引き立たせながら店舗空間をクールに見せている。受付周辺は、LED照明の明るさや色温度をタイマー制御し、季節や時間帯によって光を変化させ、常に居心地のよい安らげる空間の演出と省エネを兼ねた照明計画としている。
環境に配慮した大型カーモールとする上でLED照明は欠かせません。さらなる省エネとデザイン性を兼ねた照明計画は、昼夜にかかわらず地域のランドマークとしてのショウルームのイメージを印象付けています。
高橋 孝明氏
愛知トヨタ自動車株式会社
経営職 高辻営業所長
パナソニックEC担当:
西 美加
名古屋商業照明EC