外観夜景。建築デザインと光が新しい大分の顔をつくる。
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外観夜景。建築デザインと光が新しい大分の顔をつくる。
JR大分駅の新駅ビル。JRのターミナル機能だけでなく、大型商業施設「アミュプラザおおいた」、ホテル「JR九州ホテルブラッサム大分」、温浴施設「シティスパてんくう」、屋上庭園「シティ屋上ひろば」などからなる。最新のLED照明と照明制御技術によって、エネルギーを最大限に活かした設備となっているが、ホテルや商業施設には多くの特色あるデザインがなされている。全体のデザインを水戸岡鋭治氏が担当。施主や設計事務所と共同で忠実に氏のデザインを実現することを試みた。特に、光の質や、演出効果の検証に加え、求められる「こだわり」の具体化のため、特注デザインの商品づくりにも力を入れ、特色ある光空間を実現している。
ホテルには、組子細工を取り入れ、部屋ごとに異なった家具やカーペットを採用。客室ペンダント及びブラケット・廊下ペンダント・ロビーペンダント及びブラケットなどに、やや小さめの繊細な細工を施し、光の陰影をさりげなく表現。おもてなしの高級感を出している。商業施設の吹き抜けと通路、フードコートには、ペンダントまたはシーリングを、コンコースと屋上ひろばにはペンダント特注デザイン照明を採用し、空間のシンボル性を強調するようにした。
シンボリックな城門、高層タワー、外部エスカレータや五重塔を効果的に照らすよう試行錯誤を重ねました。また、関係者がひとつとなって、内装の細部までこだわりを持って照明環境をつくりました。
久保頭 祐二氏
九州旅客鉄道株式会社
電気部
電力課
パナソニックEC担当:
大島 睦
ソリューションライティング
デザイン部(九州EC)