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金沢城玉泉院丸庭園 | LIGHTING STYLE Vol.9 | P.L.A.M. | 照明設計サポート製品を探す

LIGHTING STYLE Vol.9

05 金沢城玉泉院丸庭園

動きのある演出照明と音楽の融合

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■物件概要
竣工:2015年3月
所在地:石川県金沢市
施主:石川県
設計:石川県公園緑地課、営繕課
設備設計:株式会社五洋設備事務所
照明デザイン:株式会社近田玲子デザイン事務所
電気工事:東洋電建株式会社、株式会社柿本商会、
東亜電機工業株式会社

平成27年 照明普及賞 受賞

金沢城玉泉院丸庭園

「夕焼け」の玉泉院丸庭園

音と光による演出で重要文化財の石垣をライトアップ

加賀藩主・前田利長の正室であった玉泉院(織田信長の四女・永姫)が屋敷を構え、後に作庭が行われ、廃藩時まで藩主の内庭として存在していた「金沢城玉泉院丸庭園」。北陸新幹線金沢駅開業を間近に控えた2015年3月7日、池泉回遊式庭園として江戸後期の姿が再現された。高低差が約22mもあるダイナミックな庭園には、パノラマ状に広がる石垣の群れ、雄大な三十間長屋、静かにたたずむ泉水が配され、夜になるとそれらをスクリーンにした灯りの絵巻が、オリジナル楽曲に合わせて繰り広げられる。「石垣に映える夕焼け」をテーマに「夕焼け」、「宵」、「月見」を表現した灯りで庭園を包み込み、その後4分間の特別演出では、ライトアップ演出とオリジナル楽曲が見事に調和してドラマチックな空間をつくり出している。同じ金沢城公園にある兼六園とは異なる雅な風情を楽しむことができ、古都金沢の夜に新たな魅力が創出された。

さまざまな夕焼けのビジュアルを集め、RGBでどのように表現すればよいかシミュレーションを繰り返し色が決められた。

金沢城は「石垣の博物館」と呼ばれ、多種多様な石垣が存在する。

[Lighting Point] 演出テーマとタイムスケジュール

Designer's Comment

音と光の連動、フェイド・イン、フェイド・アウトの繊細な調整により、1年間を通した浮世絵のような「にじみ」のある「夕焼け」プログラムをつくりあげ、和音を視覚化した心を揺さぶる光とした。

近田 玲子氏

近田 玲子氏

株式会社近田玲子
デザイン事務所代表
照明デザイナー

辻 佐代子

パナソニックEC担当:

辻 佐代子

ソリューションライティング
デザイン部(東京)