<プロジェクト概要> JR松江駅と松江城の間の中心市街地は空洞化・高齢化という課題に直面。 地元商店が中心となって「高齢者にやさしい商店街づくり」による活性化を図っている。 人々の「まちをまもりたい」という思いを反映するため、納得のいく論議が求められた。 |
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新しいアーケードは、ゆったり歩ける幅、やさしい和風の印象、店を邪魔しない配置を実現したもの。 各商店の店主には、鉄柱の位置をVRで確認していただき、店との位置関係を納得してもらいました。 同時に、アーケードの軒下に電線を入れ込む無電柱化もVRで検証し、実施しました。 さらに長寿を祈願して「おかげ天神」を建立したり、空き店舗を利用した身障者や高齢者向けの施設も作りました。 目標の具体化につれ、町に人が集まるようになってきたのがうれしいですね。
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昔からの景観を大事にしたまちづくりに不可欠な要素があります。 それは住民のこころで感じるものや愛着のあるものを、目の前にわかりやすい形で表現していくことです。 VRは、継続的に使ってくべきもの。つまり、こころや愛着をVRなら後々に受け継いでいくことができるということです。 合意のための説明会だけに用途を限ってはもったいないと思います。 行政でも将来、市全体のプロジェクトの進行管理にVRを有効に使えるのではないかと思っています。
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商店街デザイン検討
歩道の幅やファサードの印象をVRで各商店が確認し、デザインを決定。 軒下に電線を入れ込む方法で無電柱化も実現し、メンテナンス性が向上。
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開発前のイメージ
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開発後のイメージ
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